レッツトークカードで自分のことを知る
去る9月28日、デュッセルドルフの日本クラブで第1回デーヤック全国大会が開かれました。午前の部では日本エンドオブライフケア学会理事長の長江弘子先生を講師にお招きし、「かたろう~自分らしい生き方~」というタイトルでお話をしていただいた後、レッツトークカードを使って、自分が何を大切にして生きたいか、参加者同士で語り合いました。
自分のことというのは、わかっているようで案外知らないもの。自身にあらためて問いかけ、「今の自分にとって大切なこと」を明らかにしておくことは、とても重要です。医療やケアが必要になった時、自分は第一に何を望むのか。自分の信念や価値観、希望などをケアしてくれる人に伝えておくことが、最期まで尊厳をもって人生をまっとうすることにつながります。

ドイツに暮らすアジア系シニアが、気軽に立ち寄り、母語での交流を楽しむことができる“居場所づくり”を目的に、昨秋ベルリンでスタートした集い「茶Cha」。約1年の試行期間を経て、この9月12日に、正式オープニングイベントが開催されました。
会場であるシャルロッテンブルクの地区センターDIVANには、80人近い参加者が集まり、広々とした多目的スペースが満員となる盛会ぶり。複数のアジア系コミュニティが共催するシニアの集いは、ドイツの行政からも注目を受け、ベルリン州の次官をはじめ、「多文化共生」問題の専門家たちが、来賓として名を連ねました。日本国大使館城戸領事にもご参加いただき、なごやかな雰囲気の中、祝辞のリレーが行われました。
同じ母語を話す人同士集まって、自分の経験や悩みを語り合える”セーフ・スペース”の存在はとても重要です。言葉も来し方も違う3つの国のコミュニティが、難しい歴史的体験がありながらも、こうして共に集い、交流し合っているのは、大変意義深いこと。ベルリンの数多のコミュニティにとって明るい兆しといえる試みです!
ベルリン州政府「統合・反差別・多様性」担当次官ランデロ氏
孤立と孤独が世界共通の問題となる中、このように人が集う場所があるのは、大変心強いことです。日本の高齢者を支援するために始まった催しが、国籍や文化を超えた集まりに大きく発展したのは、デーヤック友の会の日々の活動と努力の賜物。感謝と敬意を表するとともに、「茶Cha」が、すべての高齢者にとって憩いの場となり、孤独に悩む方が少しでもなくなることを祈ります
在ドイツ日本国大使館 城戸領事
スピーチに続いては、アンサンブルMe-Oto(ピアノ小宮尚子氏、ホルン平田稔氏)による二重奏と、韓国人(元)看護師コーラスHeRo-Chorの演奏が行われました。「アリラン」の合唱では、指揮を務める牧師さんにリードされ、皆が(ゲストの方々も!)手を取り合い、リフレインに合わせて腕を揺らして、宴会のようなムードに。そこ此処に笑顔が溢れ、会場が一体となった瞬間でした。


演奏の後は、ティータイムとなり、久しぶりに会う人々や、初めて会った人同士、美味しいものをつまみながら、会話の輪が広がります。デーヤックほか、ボランティア・チームの協力で、ビュッフェには、お団子やあんパン、韓国海苔巻きやチヂミ、ベトナムの春巻き……など、それぞれの故郷の味がずらりと並びました。
ここで、シュペネマン会長が改めて「茶Cha」の活動内容を紹介し、今後はさらに他のアジアコミュニティにも参加を呼びかけていきたい、との抱負を語りました。
そして、イベントはいよいよクライマックス。「茶Cha 」の人気プログラムである「椅子カキラ」の時間です。日本生まれの肋骨体操「カキラ」を指導してくださるのは、デーヤックの催し物でおなじみの菅田珠貴さん。皆の共通語であるドイツ語で動きを説明する珠貴さんに、韓国の参加者から「日本語ではどう言いますか?」という質問が飛び出し、参加者全員が「オスー」「ヒクー」と元気に声を合わせて、再び会場が一つになりました。


国を超えての交流が自然に生まれ、和気藹々とした雰囲気で進行したオープニングイベントは、参加者の皆さんに大変喜んでいただいただけでなく、デーヤックの活動をドイツの行政機関にアピールする良い機会ともなりました。
「移民・統合政策に関して難しい懸案が山積する中、今日は心温まる時間を過ごすことができました。素晴らしいイニシアチブに感謝します」——そう語るランデロ次官はじめ、来賓の皆様から、口々に「茶Cha」のこれからの活動に対する温かい声援をいただきました。(ベルリン・重松えり子)
※「茶Cha」は、毎月第二木曜日の14:00〜16:00開催。おしゃべりやゲーム、カキラ体操などを楽しむほか、生活相談にも応じています。
認知症のご家族がいる方、自宅でまさに介護中の方、もしかすると家族が認知症なのでは……と気になっている方など、周囲に日本語で相談できる「仲間」がいない方々のための交流の場です。似たような立場の方たちと、日本語で思うまま話し合ってみませんか。
Zoomでは匿名やニックネームでの参加も可能です。無理に話をする必要はなく、まずは皆さんの話を聞くだけでも構いません。ただ、話しやすい雰囲気をつくるため、カメラはオンでご参加ください。
4回目となりますオンライン家族の会は、日時:9月22日(日) (10時半〜12時)です。9月20日までに、エアビック妙子 erwig@dejak-tomonokai.de宛お申し込みください。
デーヤック友の会の会員で、これまでに何度も講演会の講師をお務めの神田英明先生の渡独に際し、2024年8月後半から9月前半にかけ、ミュンヘン、フランクフルト、フライブルク、ベルリン、デュッセルドルフにて勉強会「安心老後のために在独邦人が知っておきたい 日本の法律事情」が開催されます。
ドイツで老後を迎えるであろう私たち、日本に住む親族のいる私たち。日本にある不動産、銀行口座、マイナンバー、介護する側・される側、相続する側・される側。
いろんな立場から気にはなりつつ、調べるには至っていないこと。
調べてみたものの、いま一つ分からないままになっていること。
神田先生に日頃の疑問や不安をぶつけ、すっきりしませんか。
神田先生プロフィール:明治大学専任講師、東京弁護士会弁護士・通知税理士。教え子弁護士100人超。ミュンヘンに3年ほど在住。コロナ禍中、一時帰国できない在外邦人のために精力的に全世界規模でオンライン講演を多数開催し、以降、様々な在外邦人を支援するプロジェクトに取り取り組む
詳細は活動予定一覧をご参照ください。
認知症のご家族がいる方、自宅でまさに介護中の方、もしかすると家族が認知症なのでは……と気になっている方など、周囲に日本語で相談できる「仲間」がいない方々のための交流の場です。似たような立場の方たちと、日本語で思うまま話し合ってみませんか。
Zoomでは匿名やニックネームでの参加も可能です。無理に話をする必要はなく、まずは皆さんの話を聞くだけでも構いません。ただ、話しやすい雰囲気をつくるため、カメラはオンでご参加ください。
3回目となりますオンライン家族の会は、日時:7月7日(日)10時半~12時の開催です。申し込み・お問い合わせは7月5日まで、エアビック妙子 erwig@dejak-tomonokai.deまで。
バーデン=ヴュルテムベルク州アルツハイマー協会制作の認知症の方とのコミュニケーションをテーマにした動画「Durch den Nebel (霧を抜けて)」の日本語版が完成し、Youtubeにて公開されました。同州の会員たちのイニシアチブにより翻訳され、アルツハイマー協会がTechniker Krankenkasseの助成を受けて、実現の運びとなったものです。認知症の方からみた霧にまみれた世界、そして、コミュニケーションの鍵とは何かを教えてくれます。


デーヤック友の会のフライヤーが改訂されました。お知り合いやご友人に会の紹介をしたい、あるいは店頭に置いていただける方はご連絡ください。必要な部数を郵送します。PDF版はこちらをご覧ください。
注文はmail@dejak-tomonokai.de 、あるいは電話(0152 5268 0596)でどうぞ。
医療従事者のネットワーク JAMSNET は世界中に存在しますが、医療・健康のみならず、高齢者支援にも携わる加盟団体が少なくありません。2021 年 2 月には、世界中の地域間の連携を強化すべく「高齢者支援ネットワーク」が立ち上がり、デーヤック友の会はドイツの「世話人」として当初から参加してきました。移民の歴史の長い北米の高齢者事情、あるいは世界共通の課題として、日本に住む家族の遠隔支援に取り組むなど、毎月の定例会からは多くを学ぶことができます。この度、本ネットワークのホームページが公開されました。年末までにはドイツで高齢者支援に取り組む団体の追加、ドイツのイベントの掲載も予定しています。
サイトへはこちらからどうぞ。
「HIROs LIED」はベルリンのデイケアで出会った日本人女性を通して異国で老いを迎えることを意識し出したという、ベルリン在住の演出家・前納依里子さんによる作品で、同じくベルリンを拠点に世界的に活躍される舞踏ダンサーの吉岡由美子さんが主役を演じられます。(吉岡さんはデーヤックの会員として、会の活動を応援してくださっています。)
2年前、コロナ禍の入場制限がある中初演されて以来、初めての再演が決まり、チケット予約が始まりました。予約いただいたチケットは公演当日に劇場にて現金でお支払いいただきます。
予約をご希望の方は、希望の公演日、ご氏名、枚数をこちら(yorikomaeno@outlook.com)まで、お知らせください。その後担当より、予約確認のメールが届きます。
日程: ① 2023年6月10日(土) 20時~、② 6月11(日)17時~(所要時間約60分)
場所: theaterforum kreuzberg | Eisenbahnstraße 21、10997 Berlin(U 1, U-Bhf-Görlitzer Bhf か Schlesisches Tor、Bus 165/265, Eisenbahnstraße)
チケット: 大人15ユーロ、 割引12ユーロ
本公演は、演出の前納依里子さん、デーヤック友の会、独日協会ベルリン、Fachstelle für pflegende Angehörige (Diakonie Berlin-Stadtmitte)、 Zentrale Anlaufstelle Hospiz (Unionhilfswerk)の共催で実現の運びとなりました。しかし、必要な費用を賄うためにはチケット収入だけでは足りず、寄付を募っています。(寄付をいただいた方には、税控除のための寄付証明書を発行いたしますので、必要な方は、メールでご連絡ください)
写真:『HIROs LIED』より/photo by Dieter Hartwig
デーヤック友の会と60歳以上のシニアを対象にしたホットラインSilbernetzとの提携が本日11月1日、2周年を迎えました。この提携下、Silbernetzで講習を受け、登録された日本語ボランティアが、Silbernetz-Freund*inという特定のボランティアによる毎週の電話おしゃべりサービスを提供しています。
日本語で話をしたいけど、周辺に日本語を話す人が全くいない、家族や友人には話せないことがある、肩の凝らない距離での付き合いを求めている、といった動機でこれまで、何名かの方がSilbernetz-Freundschaftをご利用されてきました。匿名ということで、最初は抵抗があるという方もいらっしゃいますが、「匿名」だからこそ話せる内容もあるかもしれません。また、電話で意気投合し、Silbernetzを卒業して、実際に友人関係を築かれた方もいらっしゃいます。ドイツでは、決して日本語環境のある都市部にお住まいの方ばかりではありません。自分は日本語など不要と思われていても、話してみてわかる母語の良さもあります。日々感じたこと、懐かしい風景、趣味の話など、あなたも自分だけの日本語でのおしゃべり相手を見つけませんか。
ご利用できるのは60歳以上の方です。お申込みは電話(日本語:0173/2175058、ドイツ語:0800 4708090)でどうぞ。
デーヤック友の会の代表であるシュペネマン望氏が外務大臣賞を受賞し、去る10月24日にベルリンの在ドイツ日本国大使館にて表彰式が行われました。これは、2018年に早逝した前代表の渡辺レグナー嘉子の遺志を引き継いだシュペネマン氏が代表として会を牽引する、その顕著な活動ぶりが日ごろより高く評価され、会の設立10周年を機に表彰に至ったものです。
表彰式では、柳秀直特命全権大使より「同会や同会を連携するドイツ全国や各地で活躍する日本人支援団体の活動に敬意を表し、大使館として今後も協力を惜しまない」とのお言葉を受け、シュペネマン氏が今回の表彰を可能にした会員やボランティア、JAMSNETドイツをはじめとする協力団体の支援に感謝の念を述べると共に、表彰を会の今後の更なる発展の糧とすることを約束しました。
「シュペネマン氏の誠心誠意の尽力を身近に見てきた役員として、表彰式に同席しその場で喜びを分かちあうことができたことは大変光栄です。この喜びを更に会員の皆様と分かち合いたいと願います。」(副代表 札谷緑)
「JAMSNET副代表の柏原さんからの祝辞では、宮沢賢治の「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」が引用されましたが、今は亡き渡辺さんと望さんの弛まぬ尽力、そしてずっと側で支え続けておられる役員の皆さんへ感謝の気持ちで一杯になりました。」(バイエルン州地区代表 衣川富士子)
大使館サイトには、「大使の活動」で以下のように掲載されました。
独:https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_de/uberuns_termine.html
和:https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/uberuns_termine.html
(写真提供:在ドイツ日本国大使館)
2021年、日本国外務省の支援にて全国10か所にチームオレンジが立ち上がりました。チームオレンジはそれぞれの地域で認知症の方、お一人暮らしの方、日本語環境から孤立した方やそのご家族を見守るネットワークを築き、必要に応じて、早期に専門的な支援につなげることを目的としています。
この度、ハンブルク友の会とエルベ独日フォーラムのご協力の下、ハンブルクとその周辺地域を対象としたチームオレンジを立ち上げる運びとなり、メンバー(ボランティア)を募集しています。特別な資格や経験は必要ありませんが、「認知症サポーター養成講座」(90分、オンライン有)を修了していただくことが条件です。メンバーとして参加される方は、全国のチームを対象とした研修(すべてオンライン)に参加していただくことで、ドイツ各地のボランティアとつながることもできます。定期的な安否確認、外出時の同行、お話し相手など活動の内容はチームが決めていきます。
あなたもチームのメンバーとなって、一緒に活動しませんか?
お問い合わせはシュペネマン(メール:spennemann@dejak-tomonokai.de、電話 :0173-2175058)まで。
尚、他の地域でも継続してメンバーを募集しています。お住まいの地域にチームがあるかは、こちらをご覧ください。
