チームオレンジ・ドイツとは

「チームオレンジ」は2019 年に始まった厚生労働省の取り組みであり、地域の認知症サポーターがチームを組み、 認知症当事者や家族に対して、早期から生活面の支援等を行うというものです。 デーヤック友の会は、2021 年に外務省による海外在留邦人・日系人の生活・ビジネス基盤強化事業の助成を受け、 「チームオレンジ・ドイツ」をドイツ全国10カ所に立ち上げました。 以来、一人暮らしの方や日本語環境が周囲にあまりない方、認知症の方やそのご家族などの早期支援を目的として活動しています。

TEAM ORANGE

チームの活動内容

チームオレンジ・ドイツの二か国語リーフレット(PDF/2023/1.7GB) ダウンロード

ドイツ国内の「認知症サポーター」を中心に各地に支援の輪をつくり、高齢在留邦人に対する「情報発信」、「見守り活動」、「電話相談サービス」、「電話おしゃべりサービス」の他、必要に応じて、お住まいの地域で利用できる各種のサービスにおつなげします。

サービス利用対象者

日本語話者のお年寄りのイメージサービスをご利用いただける条件はたった一つ。 日本語を母語・第一言語とする方々です。その他の制限は、あえて作りません。お一人暮らしの方、ご家族がいらっしゃる方、認知症の方、その他何らかの事情で定期的にチームメンバーに連絡を取りたい方など、誰でも対象になります。要介護度は不要です。「見守り」の手段は、ご要望に応じて、メールでも電話でも、また場所によってはご家庭や施設への訪問も可能です。

日本語話者のお年寄りイラスト

チームメンバー募集

チームオレンジのイメージ「チームオレンジ」は、コーディネーターとメンバー、そして支援を必要としている邦人高齢者やその家族から成り立ちます。コーディネーターは、認知症キャラバンメイトがつとめます。メンバーは、認知症サポーター養成講座を受講した方々です。これから受講してメンバーになることも可能です。当会では、認知症サポーター養成講座を必要・ご希望に応じて開催しています。私もメンバーになりたい、という方は是非ご連絡ください。

担当:エアビック妙子 erwig[a]dejak-tomonokai.de

チームオレンジメンバー

Silbernetz電話おしゃべりサービス

電話おしゃべりサービス Silbernetz

日本語で話せる相手が近くにいない、あるいは敢えて知り合いではない人と匿名で気楽に日本語で話したいという高齢者の方々は少なくありません。
デーヤック友の会は、高齢者ホットラインを提供するSilbernetzと提携し、日本語の電話おしゃべりのパートナー(Silbernetz-Freund*in)となるボランティアを養成し、Silbernetzを通して斡旋します。約束した時間(目安は週に一度)に、いつも決まった話し相手(匿名のボランティア)と、存分に日本語でお話ししませんか。サービスを利用できるのは、60歳以上の方です。

電話おしゃべりサービスご利用の流れ

  1. ①まずはお電話を

    Silbernetzのホットライン 0800 4 70 80 90 (ドイツ国内から無料、毎日8-22時)に電話をし、日本語のSilbernetz-Freund*inを希望する:“Ich möchte Silbernetz-Freund*in auf Japanisch”とお伝えください。 ドイツ語での申し込みが難しい方は、デーヤック( 0152 52680596 担当:シュペネマン)にお電話を。

  2. ②マッチング

    その後、性別、年齢層、趣味、話したい内容など、どのような電話相手を希望するかのマッチングを経て、ボランティアのSilbernetz-Freund*inが斡旋されます。匿名でのご利用も可能です。Silbernetzを通じて情報が伝えられることも一切ありません。

  3. ③おしゃべり

    ボランティアが決まったら、お約束の時間にボランティアから電話があり、お話しいただけます。 日常のお話、昔の思い出、趣味について、あるいは不安やお困りのこと、何でもお話しください。 ボランティアには守秘義務がありますので、気兼ねなくお話しいただけます。