バーデン=ヴュルテムベルク州アルツハイマー協会制作の認知症の方とのコミュニケーションをテーマにした動画「Durch den Nebel (霧を抜けて)」の日本語版が完成し、Youtubeにて公開されました。同州の会員たちのイニシアチブにより翻訳され、アルツハイマー協会がTechniker Krankenkasseの助成を受けて、実現の運びとなったものです。認知症の方からみた霧にまみれた世界、そして、コミュニケーションの鍵とは何かを教えてくれます。

 

 

 

デーヤック友の会のフライヤーが改訂されました。お知り合いやご友人に会の紹介をしたい、あるいは店頭に置いていただける方はご連絡ください。必要な部数を郵送します。PDF版はこちらをご覧ください。
注文はmail@dejak-tomonokai.de 、あるいは電話(0152 5268 0596)でどうぞ。

 

医療従事者のネットワーク JAMSNET は世界中に存在しますが、医療・健康のみならず、高齢者支援にも携わる加盟団体が少なくありません。2021 年 2 月には、世界中の地域間の連携を強化すべく「高齢者支援ネットワーク」が立ち上がり、デーヤック友の会はドイツの「世話人」として当初から参加してきました。移民の歴史の長い北米の高齢者事情、あるいは世界共通の課題として、日本に住む家族の遠隔支援に取り組むなど、毎月の定例会からは多くを学ぶことができます。この度、本ネットワークのホームページが公開されました。年末までにはドイツで高齢者支援に取り組む団体の追加、ドイツのイベントの掲載も予定しています。
サイトへはこちらからどうぞ。

「HIROs LIED」はベルリンのデイケアで出会った日本人女性を通して異国で老いを迎えることを意識し出したという、ベルリン在住の演出家・前納依里子さんによる作品で、同じくベルリンを拠点に世界的に活躍される舞踏ダンサーの吉岡由美子さんが主役を演じられます。(吉岡さんはデーヤックの会員として、会の活動を応援してくださっています。)

2年前、コロナ禍の入場制限がある中初演されて以来、初めての再演が決まり、チケット予約が始まりました。予約いただいたチケットは公演当日に劇場にて現金でお支払いいただきます。

予約をご希望の方は、希望の公演日、ご氏名、枚数をこちら(yorikomaeno@outlook.com)まで、お知らせください。その後担当より、予約確認のメールが届きます。

日程: ① 2023年6月10日(土) 20時~、② 6月11(日)17時~(所要時間約60分)
場所: theaterforum kreuzberg | Eisenbahnstraße 21、10997 Berlin(U 1, U-Bhf-Görlitzer Bhf か Schlesisches Tor、Bus 165/265, Eisenbahnstraße)
チケット: 大人15ユーロ、 割引12ユーロ

本公演は、演出の前納依里子さん、デーヤック友の会、独日協会ベルリン、Fachstelle für pflegende Angehörige (Diakonie Berlin-Stadtmitte)、 Zentrale Anlaufstelle Hospiz (Unionhilfswerk)の共催で実現の運びとなりました。しかし、必要な費用を賄うためにはチケット収入だけでは足りず、寄付を募っています。(寄付をいただいた方には、税控除のための寄付証明書を発行いたしますので、必要な方は、メールでご連絡ください)

写真:『HIROs LIED』より/photo by Dieter Hartwig

デーヤック友の会創設10周年として一連の企画を展開してまいりました2022年でしたが、その締めくくりとしての「備えファイル」が完成しました。これまでのエンディングファイルを大幅に改訂、再編集した備えファイルはその名の通り、ファイル形式になっています。「個人的なデータ」、「法的備え」、「お金のこと」、「葬儀」など8つの章から成るファイルはどこから始めることもできます。自分に何かあった時に周りの人が困らないように、あるいはそういう事態になった時に、自分の意志を実現して欲しいなど、その動機はさまざまかもしれません。動機やきっかけはともあれ、誰にも共通しているのは、何歳から始めても早すぎるということはなく、ファイルにまとめておくことで、あなたの安心につながることです。

備えファイルは章ごとにチェックリストと本文をPDFでダウンロードして記入いただくことも、印刷してから手書きでご記入いただくこともできます。
詳しくはこちらの特設ページをご覧ください。

 

デーヤック友の会と60歳以上のシニアを対象にしたホットラインSilbernetzとの提携が本日11月1日、2周年を迎えました。この提携下、Silbernetzで講習を受け、登録された日本語ボランティアが、Silbernetz-Freund*inという特定のボランティアによる毎週の電話おしゃべりサービスを提供しています。

日本語で話をしたいけど、周辺に日本語を話す人が全くいない、家族や友人には話せないことがある、肩の凝らない距離での付き合いを求めている、といった動機でこれまで、何名かの方がSilbernetz-Freundschaftをご利用されてきました。匿名ということで、最初は抵抗があるという方もいらっしゃいますが、「匿名」だからこそ話せる内容もあるかもしれません。また、電話で意気投合し、Silbernetzを卒業して、実際に友人関係を築かれた方もいらっしゃいます。ドイツでは、決して日本語環境のある都市部にお住まいの方ばかりではありません。自分は日本語など不要と思われていても、話してみてわかる母語の良さもあります。日々感じたこと、懐かしい風景、趣味の話など、あなたも自分だけの日本語でのおしゃべり相手を見つけませんか。
ご利用できるのは60歳以上の方です。お申込みは電話(日本語:0173/2175058、ドイツ語:0800 4708090)でどうぞ。

デーヤック友の会の代表であるシュペネマン望氏が外務大臣賞を受賞し、去る10月24日にベルリンの在ドイツ日本国大使館にて表彰式が行われました。これは、2018年に早逝した前代表の渡辺レグナー嘉子の遺志を引き継いだシュペネマン氏が代表として会を牽引する、その顕著な活動ぶりが日ごろより高く評価され、会の設立10周年を機に表彰に至ったものです。

表彰式では、柳秀直特命全権大使より「同会や同会を連携するドイツ全国や各地で活躍する日本人支援団体の活動に敬意を表し、大使館として今後も協力を惜しまない」とのお言葉を受け、シュペネマン氏が今回の表彰を可能にした会員やボランティア、JAMSNETドイツをはじめとする協力団体の支援に感謝の念を述べると共に、表彰を会の今後の更なる発展の糧とすることを約束しました。

「シュペネマン氏の誠心誠意の尽力を身近に見てきた役員として、表彰式に同席しその場で喜びを分かちあうことができたことは大変光栄です。この喜びを更に会員の皆様と分かち合いたいと願います。」(副代表 札谷緑)

「JAMSNET副代表の柏原さんからの祝辞では、宮沢賢治の「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」が引用されましたが、今は亡き渡辺さんと望さんの弛まぬ尽力、そしてずっと側で支え続けておられる役員の皆さんへ感謝の気持ちで一杯になりました。」(バイエルン州地区代表 衣川富士子)

大使館サイトには、「大使の活動」で以下のように掲載されました。

独:https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_de/uberuns_termine.html
和:https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/uberuns_termine.html

(写真提供:在ドイツ日本国大使館)

2021年、日本国外務省の支援にて全国10か所にチームオレンジが立ち上がりました。チームオレンジはそれぞれの地域で認知症の方、お一人暮らしの方、日本語環境から孤立した方やそのご家族を見守るネットワークを築き、必要に応じて、早期に専門的な支援につなげることを目的としています。

この度、ハンブルク友の会エルベ独日フォーラムのご協力の下、ハンブルクとその周辺地域を対象としたチームオレンジを立ち上げる運びとなり、メンバー(ボランティア)を募集しています。特別な資格や経験は必要ありませんが、「認知症サポーター養成講座」(90分、オンライン有)を修了していただくことが条件です。メンバーとして参加される方は、全国のチームを対象とした研修(すべてオンライン)に参加していただくことで、ドイツ各地のボランティアとつながることもできます。定期的な安否確認、外出時の同行、お話し相手など活動の内容はチームが決めていきます。

あなたもチームのメンバーとなって、一緒に活動しませんか?

お問い合わせはシュペネマン(メール:spennemann@dejak-tomonokai.de、電話 :0173-2175058)まで。

尚、他の地域でも継続してメンバーを募集しています。お住まいの地域にチームがあるかは、こちらをご覧ください。

 

 

 

去る3月27日、AMF2020(旧:国際結婚を考える会)の主催で、デーヤック友の会の会員でもある神田英明先生(弁護士・明治大学講師)の解説により、「親の相続って?自分でやってみた!―海外からの日本の相続ー」というオンラインイベントが開催されました。最近日本で親の相続を経験した渋谷次郎さんがお話をされ、各ポイントごとに神田先生が説明をされたイベントの録画が限定的に共有されていましたが、好評につき、この度、6月20日までの期間限定で一般公開となりました。お見逃しの方は、この機会にぜひどうぞご視聴ください。
録画や渋谷次郎さん自作の相続フローはには、こちらからどうぞ:https://note.com/amf2020/n/n3ad839449914

デーヤック友の会設立10周年記念のお楽しみ企画、俳句川柳大会にご投稿いただいた句をご披露する特設ページができました。ふーむ、とうなずいたり、くすっと笑ったり…。日本語の表現力を再認識し、これを味わうことができる自分の頭や心を楽しんでみませんか。そしてぜひご自分も一句、作ってみてください。意外と難しくおもしろいものです。

特設ページはこちら

作品のご投稿はこちらのフォームから、またはメールで hanada[a]dejak-tomonokai.de へ、お願いいたします。もちろんペンネームでのご投稿も歓迎します。今年年末まで、お一人何句でも何度でも投稿可能です。奮ってご参加ください!

 

デーヤック友の会では2021年夏から全国10か所に「チームオレンジ」を立ち上げ、認知症の方やご家族、あるいは一人暮らしで周囲に頼れる人がいない方などの早期支援につなげることができるようネットワークを築いてきました。それでもドイツ中に住む邦人高齢者の方々に会の存在を伝え、サービス利用につなげていくことは、決して容易なことではありません。
そこで2022年から、日本食料品店、書店、レストラン、医療機関、ヘアサロン、旅行代理店などを対象に、チームオレンジに積極的にご協力いただけるパートナー(事業所)を募集しています。ご高齢のお客様に積極的に「お声がけ」して、近くのチームオレンジをご紹介していただいたり、パンフ配布にご協力いただいたり、いろいろな形での協力が可能です。
ご登録いただいた事業所は、会のサイトの特設コーナーに「チームオレンジ応援パートナー」として名称を掲載し、写真・連絡先と簡単な紹介文を公開させていただきます。

加えて、従業員やご友人など4人以上の参加者が集まれば、「認知症サポーター養成講習」(90分)をご希望の場所(オンライン/対面両方可)や時間帯でご提供します。

ご自分のお店、勤め先など該当する事業所をご存知の方はどうぞご連絡ください。 お問い合わせはmail@dejak-tomonokai.de まで。

外務省からの支援による事業「チームオレンジ・ドイツ~コロナに負けない安心の老後のために」の一環で11月21日(日)に開催されたオンライン講演会「新型コロナ:ドイツの現状と今後のゆくえ」から早や2週間。新規の変異株オミクロンが登場し、ドイツでは全国的な2Gルールが適用されるなど、この2週間の間にも大きな変化が次々とありました。

あくまでも現時点でわかっていること、という注釈付きですが、今の状況を正しく理解していただくため、講師の馬場恒春先生と森由紀子先生のご了承をいただいて、講演の内容をまとめました。以下より閲覧、あるいはダウンロードいただけます。

講演『新型コロナのこれだけは知っておこう』(講師:馬場恒春先生)
講演『ポスト(ウィズ)コロナの感染症予防』講師:森由紀子先生)