2021年12月03日

新型コロナワクチン接種者がウィルスを広め、または自身で感染して重症化することもある。しかし、ベルリンにあるフンボルト大学の研究調査によれば、その可能性は非接種者のそれに比べるとはるかに少ない。同研究[rocs.hu-berlin.de] は、2021年10月11日~11月7日の期間、ロバート=コッホ=研究所が把握した陽性で症状のある接種者と未接種者のデータを分析した。ワクチンの有効性が72%という数値をベースに、1)未接種者が未接種者を感染、2)未接種者が接種者を感染、3)接種者が接種者を感染、4)接種者が未接種者を感染 するという4種の感染路を解析したところ、未接種者は76%も感染を引き起こしており、内、半数以上は未接種者が未接種者を感染している。(下図)

感染の約4分の1は接種者によるものであるが、接種者が接種者を感染する割合はその内わずか9%であった。

新型コロナウィルスのワクチン接種は本人の感染防止のためと思われがちであるが、接種することがいかに他者の感染予防につながるかを新たに明らかにした調査である。筆頭研究者のベン・マイヤー氏(物理学、モデラ―)によれば、接種者と未接種者を分けることが疫学上ウィルスの蔓延防止に有効とされても、そのような防疫措置がどのような社会的緊迫をもたらすかの試算はできない上、新規の変異株オミクロンにもこの数理がどこまで当てはまるかも、現時点ではわからないという。

出典:Ungeimpfte sind wohl an acht von zehn Infektionen beteiligt (rbb24ニュース)

詳細はフンボルト大学の研究発表から。

 

 

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