デーヤック友の会設立10周年記念(2022年)
デーヤック友の会(日本語の正式名称は「文化を配慮した介護(DeJaK友の会)」)は、2012年3月6日に発起人7名によって設立されました。
設立当初から目指されてきた、幅広い情報発信、ドイツの既存の制度を利用したネットワークづくり、ボランティアの養成は、今でも会の中心となる活動です。
設立10周年を記念し、できるだけ多くの方に専門的な情報をわかりやすく伝え、かつネットワークを強化すべく、今年は以下の特別企画を進めています。
記念講演会
第1回「眠りでひらく健康のとびら」
- 日時:2022年2月20日(日)10時半~12時
- 講師:宮崎 総一郎先生(中部大学生命健康科学研究所、日本睡眠教育機構)
- 関連資料:「特別企画・眠れていますか」(すこぶる2021年秋号)
- 講演詳細はこちらから
第2回「ウィズコロナ時代の認知症の予防と共生」
- 日時:2022年4月24日10時半~12時
- 講師:長田乾(ながた・けん)先生(横浜総合病院臨床研究センター センター長)
- 講演の詳細はこちらから
第3回「ドイツ生活でのこころの健康」
- 日時:2022年6月19日10時~12時
- 講演:
- 「海外生活とこころの健康」松永優子 (精神科医 めじろそらクリニック院長)
- 「子どものこころの健康」嶋崎恵子 (臨床心理士 With Kids 所属)
- 「ご存知ですか、ドイツのこころのサポートシステム」ホーネカムプ山本有 (臨床心理士)
- 「日本語でのサポートサービス」フィッシャー平松由紀子 (看護師 竹の会Bitte相談室)
- セミナーの案内はこちらから
第4回「備えあれば憂いなし・日本編」
- 日時:2022年9月11日(日)10時半~12時
- 講師:講演1 蓑田透氏(ライフメイツ社会保険労務士事務所
講演2 橋詰いづみ(DeJaK友の会・遠距離介護支援AG)
講演1「海外在住者のための日本の年金の話」
ドイツでの生活が人生の大半を占めていても、日本の生活習慣や言語だけではなく、あらゆる制度が私たちにも関わっています。中でも年金は、多くの方がドイツに暮らしながら受給することができるため、今から情報を収集しておくことは必須です。これから年金を受給される方、受給資格があるかわからない方、そして、自分が死亡した後にご家族に遺族年金受給の資格があるか不明な方などなど、海外在住者・帰国者の年金相談専門家にお話を伺います。
講演2「遠距離介護支援のポイント」
ドイツで安心して老後を迎えるためには、日本のご家族をめぐっての心配事があってはなりません。デーヤック友の会には2021年、遠隔介護支援AG(勉強会)が立ち上がり、日本に住む家族の遠くからの介護や支援経験のある有志が活発に情報収集を行っています。一年余りの勉強会で得たノウハウをAGの代表にお話しいただきます。 講演1に関しては、事前に質問をお送りいただくことができます。
第5回「心理療法としての音楽療法」
- 日時:2022年10月23日(日)10時半~12時
- 講師:鎌田菜美(音楽療法士)
記念講演会第5回は、音楽療法士として、また声楽家としてドイツと日本でご活躍中の鎌田菜美先生に「心理療法としての音楽療法」についてお話しを伺います。集団で歌うレクリエーション型ではなく、即興演奏と臨床心理学を組み合わせた非薬物療法として、精神科、心療内科、高齢期医療を始め、幅広い分野で心理的ケアを行う音楽療法です。ドイツ語圏では健康保険適用のスタンダードな方法として、医療施設で実践されています。
講師プロフィール:
2003年よりミュンヘン郊外の精神科病院にて常勤音楽療法士として勤務。精神科及び心療内科をはじめ、高齢期病棟、依存症病棟、児童思春期精神科、司法精神科、脳神経かで個人及びグループ療法を実践。2021年よりドイツ音楽療法センター(東京)共同代表。日本における臨床音楽療法士の育成にも携わっている。
音楽療法に従事する傍ら、ウクレレデュオcoconamiヴォーカルとして、これまで5枚のアルバムを発表。演奏活動の他、映画音楽や舞台音楽でも高い評価を得る。2019年、バイエルン文化賞受賞。また、2016年公開の映画「Grüße aus Fukushima」(Doris Dörrie監督)では俳優として出演。
- 「海外生活とこころの健康」松永優子 (精神科医 めじろそらクリニック院長)
- 「子どものこころの健康」嶋崎恵子 (臨床心理士 With Kids 所属)
- 「ご存知ですか、ドイツのこころのサポートシステム」ホーネカムプ山本有 (臨床心理士)
- 日本語でのサポートサービス」フィッシャー平松由紀子 (看護師 竹の会Bitte相談室)
- セミナーの案内はこちらから
俳句川柳大会
俳句部門
皆さんが DeJaK の様々な催しに参加されたある日ある時の、心に残った何かを、その時の季語を入れて具体的に五・七・五の俳句に詠んでみましょう。
川柳部門
世相や社会、ご家族やご近所の様子、ちょっとした気持ちなどを切り取って、言葉にしてみましょう。
投稿していただいた句は、特設ページ(こちらです)で公開しています。また、毎月のニュースレターで一句選んでお披露目しています。もちろん、ペンネームでのご投稿も歓迎です。
「備えファイル」発行
2016年に発行された「エンディングファイル」を改訂し、「備えファイル」として発行いたしました。取り組みたい時期や項目に沿ってダウンロードし、少しづつご自分のことを記入したシートを作成、ファイルとしてまとめていただけるようなシステムとなりました。
また、自分が大切とすること、何かあった時の希望など、中々お一人で記入が難しいという方には、お話を聞き取って書面化のお手伝いをするボランティアの斡旋もいたします。詳細はこちらよりどうぞ。
会員・非会員を問わず、誰でもご参加・ご利用いだだけるデーヤック友の会の活動は、会費(一年30ユーロ)とみなさまの寄付だけでまかなわれています。会員でない方はこの機会に会の趣旨に賛同してご入会いただくか、10周年企画のための寄付をお願いいたします。
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会員の方には年に6回のニュースレター(メール配信。郵送も可)や会員メールを通じて、いち早くもれなく情報を得ることができるというメリットがあります。