ご存知ですか

Nachbarschaftshilfe

デーヤック友の会

デーヤック友の会では、NRW州、ベルリン州、ミュンヘン市において、介護保険で利用できる訪問ボランティアを提供しています。これは、介護度1から支給される1か月131ユーロまでのEntlastungsbeitrag(負担軽減金)を、買い物や外出時の同行、話し相手などの日常生活支援にあてることができるというものです。ボランティアは、州毎に定められた一定時間(30~40時間)の講習を受講し、その自治体のボランティアセンターに登録をした上で斡旋されるため、ボランティアの質の確保される上、専門家によるサポートが受けられるというメリットがあります。しかし、登録地以外での活動ができない、あるいは、定期的なボランティアを必要としない方、あるいは継続して定期的に活動できないボランティアには向かないという問題点もありました。

そこで、デーヤックでは、Nachbarschaftshilfeという新たな制度の採用を、ヘッセン州、そしてベルリン州で始めてみました。Nachbarschaftshilfeは現在14の州で制度化されており、州によって差はあるものの、6~8時間の講習を受けたボランティアが、個人で、あるいは既定の団体を通して、活動します。利用者は、上述の有資格ボランティアの利用と同じように、介護度1から支給される131ユーロをこのサービスにあてることができます。精算法は、ボランティアが直接(登録済の)介護保険に請求を出す州(ベルリン)や要支援者と精算をする州(ヘッセン州)など、さまざまです。

請求できる金額は経費補填などにあてられる非課税のAufwandsentschädigungであり、上限は1時間8ユーロ(州によって差あり)などと定められています。また、一人が受け持ってよい被支援者の人数も最高2名までと決めている州がほとんどです。

Nachbarschaftshilfeは利用者にとっても、ボランティアにとっても、敷居の低いサービスです。利用を希望される方は、(介護保険の申請法も含め)お住いの地区のデーヤック担当者にご相談ください。