2024年12月15日

去る9月28日、デュッセルドルフの日本クラブで第1回デーヤック全国大会が開かれました。午前の部では日本エンドオブライフケア学会理事長の長江弘子先生を講師にお招きし、「かたろう~自分らしい生き方~」というタイトルでお話をしていただいた後、レッツトークカードを使って、自分が何を大切にして生きたいか、参加者同士で語り合いました。

自分のことというのは、わかっているようで案外知らないもの。自身にあらためて問いかけ、「今の自分にとって大切なこと」を明らかにしておくことは、とても重要です。医療やケアが必要になった時、自分は第一に何を望むのか。自分の信念や価値観、希望などをケアしてくれる人に伝えておくことが、最期まで尊厳をもって人生をまっとうすることにつながります。

ドイツでは事前医療指示書が法制化されており、入院や施設入居の際には必須となるので、自分のことを自分でしっかり知った上で、意思表示をしておきましょう。

日本エンドオブライフケア学会が独自に開発したレッツトークカードは、自分が大切にしていること、信じていること、好きなもの、生きる幸せ等々を、カードゲームを通して語ることにより、再確認しようというものです。デーヤックでは計10セットを日本から取り寄せ、今後、各地の活動に取り入れていく予定です。

 

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