2024年6月16日

今年の1月から義務化された電子処方せん。デジタルで作成・署名された処方せんが「集中システム(E-Rezept-Fachdienst)」に保存され、電子健康保険カード(eGK)さえ薬局に持っていけば、処方薬を出してもらえます。そのほか、スマホの専用アプリ(暗証番号が必要)、診療所でプリントアウトしてもらった「処方せんコード」(処方せんそのものではないことに注意)を利用することもできます。
 
いつも飲んでいる薬を続けてもらう場合や、オンライン診療の際など、処方せんのためだけにわざわざ診療所に足を運ぶ必要がなくなったほか、何よりも、電子患者ファイル(ePA)の投薬計画との併用で、薬の管理が改善され、服薬の安全性が高まるという利点があります。オンライン薬局を含む、すべての薬局で利用でき、家族などが本人に代わって医薬品を取りにいくことも可能です。
(参考:ドイツ健康省ホームページ

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