2020年2月02日

デュッセルドルフ市には、市の提供する認知症支援サービスを外国人にも利用しやすいようにするため、その橋渡し役を養成するプロジェクト「Brücken bauen – kultursensibel helfen」があります。このような試みはドイツ全国でも唯一とのことです。

この養成講座を会員2名が受講し、今後、DeJaK-友の会としてこのプロジェクトに参加できることになりました。

講座では、さまざまな母語を持つ外国人団体の参加者が、どんな人がどんな場合に何の支援を受けられるか、どこに相談に行ったらいいのかを学びました。今後は自分の言語で、認知症当事者やその家族を案内し、 市のサービスへの橋渡しをします。

全7回の講座には、いろいろな文化背景を持つ人々が集まり、市のサービス担当者だけではなく参加者 同士も情報交換、交流をする貴重な機会となりました。国によっては、今でも認知症自体を恥じたり、家族 で面倒を見ないことも恥とされたり、また、病気を表すにも「忘れ病」のような言葉が今も使われているなど、 背景にその国の社会事情も透けて見えるようでした。

今後DeJaK-友の会でも認知症当事者やその家族などへの相談窓口を設置する予定です。何か不安がある時には、こちらに是非おいでください。デュッセルドルフ市にどのようなサービスがあるのか、どの役所に行ったらいいのかなどのご相談にのります。

定期相談窓口
原則として2月・4月・6月・8月・10月 の最終土曜日 10時から12時(事前にメールにてご確認ください。希望日程も可能です)

場所:Deutsches Rotes Kreutz, Kreisverband Düsseldorf e.V.
zentrum plus /DRK Derendorf-Nord(DeJaKの総会をした会場) Blumenthalstraße 2 (入り口はFrankenstr.), 40476 Düsseldorf
連絡先:花田(hanada@dejak-tomonokai.de

 

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