講演会・ワークショップ

デーヤックでは主に日本語を話す専門家をお招きし、ドイツで送る老後のために重要な制度や法律、あるいは健康といったテーマで対面、あるいはオンライン講演会を開催しています。 また、「備えファイル」や事前医療指示書の作成をするワークショップも企画しています。これまでには、ベルリン、ブラウンシュヴァイク、デュッセルドルフ、フランクフルト、ハイデルベルク、カールスルーエやミュンヘンで、以下のようなテーマで講演会を開催してきました。
  • 冊子「ドイツで送る老後」説明会
  • 事前医療指示書
  • 国際相続
  • 介護予防のための口腔衛生
  • 認知症予防のための睡眠法
  • ドイツの葬儀
  • 健康寿命を延ばそう
会員専用ページからは、過去の講演の資料がダウンロードできます。
講演会(オンラインでも可)の予定はこちらをご覧ください。

遠距離支援・介護AG(勉強会)

遠い日本に住む家族が支援や介護が必要になったとき、ドイツに住む私たちはどうしようもない物理的な距離の壁にあたります。そして、その壁の乗り越え方は、家族の住む場所や家族関係、ドイツでの生活のあり方などに左右されるため千差万別で、『これ』という万人共通の対処法はありません。日本の介護システムについては、インターネットや書籍で知ることができますが、遠方にいる私たちができることやその心境との向き合い方は様々です。 「遠距離支援・介護AG」では、現在遠距離支援・介護をしていらっしゃる方々、またその経験者へのインタビューを行い、紹介してきいます。様々な状況での「遠距離からの支援・介護」への向き合い方の例を知ることは、自分に大切なのは何かを見つめ、見つける手がかりとなると考えています。
お問い合わせは:bw@dejak-tomonokai.de(橋詰) まで 遠距離支援・介護AG記事参考例

認知症サポーター養成講座

「認知症サポーター養成講座」は「認知症を知り地域をつくる」キャンペーンの一環で、日本全国地方自治体連合と厚生労働省の指導の下、2005年に日本でスタートしました。 全国キャラバン・メイト連絡協議会認定のキャラバン・メイト(講師)が、認知症について分りやすく講義する講座です。デーヤックは 2014年秋と2019年6月の2回、メイト養成講習を開き、全ドイツに90名以上のキャラバンメイト(講師役)を養成しました。以来、このキャラバンメイトがドイツ全国でサポーター養成講座を展開しています。 ドイツ在住の日本人が、高齢になっても孤立せずに、お互いを支え合うために、認知症に対する正しい知識を身につけませんか。家族、友人が認知症になった場合や、居住地域で認知症の方に接する際の重要なヒントが得られます。

講座の内容

  • 認知症とはどういうものか、早期治療が大事なわけ
  • 認知症の症状、診断・治療、認知症の予防についての考え方
  • 認知症の人と接する時の心がまえ
  • 認知症介護をしている人の気持ちを理解する
講座の所要時間は約1時間半で、参加者4名が集まれば、資格をもったメイト(講師)が講座を開くことができます(メイトが近くに住んでいない都市の場合、交通費発生の関係で、最低参加人数が多くなる場合がありますので、ご了承ください)。日本語補習校や日本人学校の生徒さんを対象とする教材もあります。ご希望の方は、こちらよりお問い合わせください。

ボランティア

一人暮らしで日本語が恋しい、一緒にお料理を作って欲しい、一人での外出が不安なので同行して欲しいなどといった思いはありませんか。加齢と共に体力やドイツ語に自信がなくなる一方、日本食や日本語が懐かしくなるのは多くの方にみられる傾向です。 デーヤックでは、日常支援ボランティアの講習(30~40時間)を受講したボランティアを、介護保険の「日常支援ボランティア」としてNRW州とフランクフルト市(協力:カリタス)で派遣しています。介護度1から利用でき、費用は介護保険から支給されます。 ベルリン(協力:Kontaktstelle PflegeEngagement)とミュンヘンでは、要介護認定がなくても訪問ボランティアを利用できます。 ご希望の方は、お電話(0173 217 5058)またはこちらよりお問い合わせください。  
また、訪問ボランティアの前の段階として、チームオレンジでのサポートシルバーネッツの電話おしゃべりサービスをご利用いただくこともできます。  
ご自分で何を利用すべきか、どのようなサービスの対象となるか等は「ボランティア利用の手引き」にまとめました。こちらをご覧ください。

各種相談

デーヤックではメールやお電話にて、ドイツに住む日本人が抱えるさまざまな相談に応じています。ドイツの既存の制度の中で、どのようなサービス、支援や扶助を受けることができるかご質問にお答えし、必要に応じて、お近くの専門機関への紹介をさせていただいています。 相談内容は例えば:
  • 介護保険一般
  • 生活扶助
  • 法定後見と代理委任
  • 事前医療指示書の書式
  • その他高齢者のためのサービス
ご希望の方は、お電話(0173 217 5058)またはこちらよりお問い合わせください。

出版物

冊子「ドイツで送る老後」

改訂版ドイツで送る老後デーヤックは2014年と2016年に二度にわたり、日本国大使館からの委託を受け、ドイツの介護保険制度についての情報をまとめ、提出しました。できるだけ多くのドイツ在住の方々にこの情報が伝わるようにと結果をまとめたのが、冊子「ドイツで送る老後」です。

「介護保険と介護」、「高齢時の住まい」、「老後に備えて」の3つの章からなり、巻末にはドイツ連邦法務省版・事前医療指示書や任意代理委任書式の日本語への試訳も掲載されています。

同冊子の説明会(講演会)は各地で提供しています。制度や法律など込み入った内容を分かりやすく、背景や実例をまじえてご説明します。15名以上の参加者が見込まれる場合、どこへでもお伺いします。
改訂第2版(2022年8月)は2024年からの変更を加え、2024年1月に増刷されました。料金は会員12ユーロ、非会員18ユーロ(郵送費2ユーロ別途)です。 氏名と送付先を記載の上、ご注文をいただければ、支払い方法をご連絡します。 冊子の購入、あるいは講演会をご希望の方は、こちらよりお問い合わせください。

これまでの講演会参加者の感想
日本語での講義であることに加え、構成も大変わかりやすいものでした。
老後に関しては貴重な情報をたくさんいただけたので、自分でも今後いろいろ調べることができます。
「まだ先の話かもしれないけれど、知識はあった方が良いから」ぐらいの気持ちで来ましたが、今からしておいた方がよい事など聞いて、正直少し怖くなってしまいました。
今からどう準備したらいいのか少しわかりました。
事前医療指示書と任意代理委任の手続きを進めておりますが、書面も弁護士さんの説明もドイツ語であるため 今日の説明は全体像を掴む事にとても役立ちました。

備えファイル

こちらの特設ページをご覧ください。

DeJaK-友の会は現在ベルリン州、ニーダーザクセン州、ノルトライン=ヴェストファーレン州、ヘッセン州、バーデン=ヴュルテンベルク州、バイエルン州の6つの州で活動しています。各地区の活動内容詳細については、以下のページからどうぞご覧ください。 地区紹介のページへ