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➡ コロナワクチンの効果と変異株ウィルス

コロナワクチンの抗体価と効果は、時間の経過とともに次第に低下していきます。一方では、今年(2021年)3月頃から感染力がより強い変異株のコロナウィルスが拡がりはじめました。現在は感染力が2倍、入院リスクも死亡リスクも2倍というデルタ株が猛威を振るっています。そのため、2回のワクチン接種が済んでいても、仮に濃厚接触があれば感染してしまうこともあります。

➡ 3回目接種で感染と重症化のリスクを減らせます

ブースター接種と呼ばれる3回目のワクチン追加接種によって、感染と重症化を大幅に抑えられることが報告されています。3回目接種の機会があるならば、是非接種を受けることお勧めします。

➡ ウィルスの感染力が増しています

今までは感染しませんでしたが、昨年と比べ感染力も重症化する可能性も大きな変異株ウィルスが流行っています。外出が多いということは街中あるいは訪問先での感染の機会があるということですし、また仮にご自身が感染していた場合には街中あるいは訪問先で他の人に感染させる可能性もあるかもしれません。

➡感染初期は迅速テストで陰性のことも

迅速テストは体内である程度ウィルスが増殖してから陽性になるため、感染直後、既に他の人への感染性はあると考えられている時期に、迅速テストの結果では「陰性」となることが知られています。実際には感染しているにも関わらず陰性となるため、これを「偽陰性」と呼んでいます。

➡ ワクチン未接種の高齢者の感染は危険

ドイツ国内の集中治療室(ICU)に入院中の感染患者の90%以上はワクチン未接種者です。そして亡くなられた方の86%は70歳以上の患者です(9月29日現在)。ワクチン未接種のご高齢者が感染した場合には重症化する可能性が高いことが分かっています。

➡ワクチンに反対の理由もいろいろあります

ワクチンの受けるのをためらう理由として、① コロナ感染を驚異と感じていない、② 副反応が心配、③ ワクチンそのものに反対、④ 陰謀論を信じている、など様々です。どの理由にて反対なのかにより説明も異なってきます。

➡ワクチン未接種の高齢者の感染は命の危険

日本にお住まいのご家族ということですので、今年の夏の東京都の資料をみてみましょう。亡くなられた方のほぼ8割がワクチン未接種、7割が60歳以上でした。すなわち、日本もドイツも、ワクチン未接種の高齢者が感染すると命に関わってくるといえます。

➡コロナ感染による抗体獲得は限定的

コロナに感染しても抗体が十分にできなかったり、3ヶ月ほどで消失してしまうこともあります。そのためドイツではコロナに感染した人(快復者)にもワクチン接種を行っています。仮に、ワクチン未接種のお孫さんが感染した場合には、同居する祖父母の命に関わる状況を招いてしまいかねません。

➡ 後任の医師が引継ぐ

公的疾病保険を扱う医師の場合、全国を400近い区域に分けて区域ごとに公的保険にて診療できる開業専門医の定員が決められています。そのため一人の医師が定年を迎える際には後任の医師がその空席を埋め、カルテも引継ぐことになります。

➡別な医師を希望する場合

後任者ではなく別な医師をホームドクターとして希望する場合には、自分でそちらに行くか、場合によっては疾病名や処方薬の内容などを記載した紹介状を書いてもらって転医することになります。現在はコンピューターに保存される電子カルテを用いているため、昔のような綴じた紙のカルテは余り使われていません。

➡認知症テスト

本人の同意なしにホームドクターでの認知症テストは受けることはできません。認知症の状態が明らかにもかかわらずテストを受けられない場合には、裁判所に申請して専門医に診断を委ねることもできます。認知障害と疑われるような兆候や症状は、甲状腺機能低下、パーキンソン病、うつ病(気分障害の一種)など他の疾病と関連していることもありますので、その有無を見てもらうことは可能かもしれません。お母様のホームドクターに相談してみるとよいでしょう。